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「悪い事したら、警察の人が連れに来る
言うたろう?
まゆみさんも、そう思うんよ。
けんど、あんたは万引きはしてない。
してないけんど、『した』言うて嘘をついた。
その嘘を信じた人が、どればぁ、おると思う?
あんたが、万引きする子やいうて
お父さんやらお母さんに、
もうあんたと遊んだらイカン言うて
言われるお友達も出てくるかもしれんで?
そんなん嫌やろ?
万引きらぁてしてないに、
そう思われるがぁ、嫌やない?」
「そんなん嫌や・・・」
「やき、嘘はつかれんがょ。
嘘ついたち、良い事ないと思わん?
ひっとつ嘘をついたら、また次の嘘を
つかんとイカンなるんょ・・・
ほいたら、いつの間にか嘘ばっかりに
なってしもうて、どれがホンマの事か
ひとっちゃあ分からんなるがで?
そんなん嫌やと思わん?」
「そんなん怖い。そんなん嫌や!」
「ほいたら、まゆみさんと約束しようや!
もう嘘はつかんいうて・・・」
私は、その子と「指切りげんまん」したがです。
真っ暗うなった道を、その子と手を繋いで
お家まで帰りました。
ひばあさんに、
また怒られるがを気にしちょったその子は、
お家に近付くにつれ、歩くのが
遅うなっていったがです。
お家に着いた時、その子は私の後ろに
隠れちょりました。
ひばあさんに、
「遅うなってスミマセン。
ちゃんと話しをしたき。
ひばあさんも、言いたいことは、ようけ
あるろうけんど、今日はもう
なんちゃあ言わんとおっちゃってや。
明日、またゆっくり話をしに来るき」
そう言うて、その子とバイバイして
元来た道を、私は一人で帰って行ったがです。。。
「だがしや まゆみ」
を宜しくお願いいたします\(^▽^*)

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